2015年11月21日土曜日

中間研修に行ってみた(1)

現場へ

ふるさとプロデューサー育成支援事業の中間研修なるものがありまして、
過去の記事にも書いたように埼玉県秩父市へ行ってきました。
地理的にはこんなかんじ(復習)

研修先のNPO法人MyStyle@のクールのように10日間ではなく短期間でありますので荷物はリュック1つで心地よかったり。

しかし、愛知県から向かう電車が既に遅れていたり、
事務局であるNPO法人ETICが用意してくださった乗車時間が実はかなりタイトな乗り換えスケジュールでして、
西武鉄道レッドアロー号なるものに乗り遅れそうになったりしながらはじまった初日だったり。
(決してETICへの不満ではありません、むしろ手配等感謝しかない。)
乗車前に青森県弘前市から参加されている同居人であります川村さんと合流。

そして車中で乾杯!?
察してください。)
そして車中の隣の指定席には中小機構MDマーチャンダイジング)のYさんがいてMacを駆使してお仕事されていたり、

1時間程のんびりと、かつひっそり再開の会話をしたりして秩父駅に到着。

駅前には秩父観光情報館があります。

そして今回お世話になる一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社の井上正幸さんはじめ中小企業庁や中小機構の方、ETICの加藤さんにくわえて研修生が私含めて5人参加という状況でした。
(少し寂しい、なんて)
新しく合流させていただいたふるプロ1期生同期はお2人。
株式会社御禊川に行っています河野さん。
一般財団法人長野経済研究所に行っています宮永さん。
お2人ともすごくいい人!ってことで察してください。
(本当にいい人です。ぜひ受入先と共に応援していきたい。)

合流したら研修場所まで歩いてむかう一行。
早速フィールドワーク?的な感じで町並みをキョロキョロと歩く一行。

洒落ている川村兄貴とETIC加藤さんにとるトークシーン

着いたのがこちらの秩父神社なるところです

奥に小さく見えてきます

こちらへお参り

おもてなし観光公社にいる研修生の竹内さんによる即席ガイドがあったり

研修するハードはこちら

お部屋入り口

その中にはこんな部屋がありました

(ここ神社だよな?と思い返す。よき研修スペース
全体的に新しく中には喫茶スペースもありました。
なんだかこれも観光に関するヒント?なのかと密かに感じて研修スタート。

ことりっぷ的を学ぶ

着席したらおもてなし観光公社の井上さんの挨拶から。
まずは我々や研修に来られている方全員が自己紹介。
そして登場されましたのが「ことりっぷ」を編集・営業されている株式会社昭文社のお2人。
遠めから(私撮影)

近めから(川村さんより拝借)
手に持っているのがことりっぷです♪

資料もこんなにいただきました。
左奥は市販で手前とかは8ページのフリーペーパー

川村さんは弘前の市販本があって微笑んでいました。

こぎん刺し柄だったり

そんなお2人の話を聞いていると、
「ことりっぷ的には」
「ことりっぷ的だと」
「ことりっぷ的であれば」とか、
とにかく「ことりっぷ的」というワードが連発されていました。
(決して宣伝ではありません、事実です。)
くどいですが「ことりっぷ的」イズムメゾット?が半端なかったです!
その中で個人的に勝手にポイントと思うのは、
・見方と考え方
・コンパクトに集約させる全体のデザイン
  (写真・文字・情報量・サイズ)
・ターゲットの明確化
・紙とネットメディアの需要と共存
・ことりっぷ的フィルター
なんてことがザックリとことりっぷ的なのかと思う私。
上記を軸足としたスタッフがことりっぷ的に長けまくっているという感じでしょうか。

ここで書いていいものか迷ったネタは控えますが、
地元地域の人間が知らない店舗やロケーション、資源や素材の魅力さえことりっぷ的に活用できると発見してきて掲載されるケースもあったりするみたいです、
と井上さんがおっしゃっていました。
ボールを投げて貰うにしても、最終的には自分たちでガンガン動く!みたいです。
リサーチする人間や編集者さん達には非常に興味が生まれますね。
ことりっぷ的なブランディングが洗練されている印象を強く受けました。
(西尾市とか行政もイズム?とかメゾット?はあるのかな、なんて。)

また、編集の価格帯、最小ロッド発行部数、戦略、スタッフ男女比割合、編集の自前か外注か(カメラマンやデザイナーとか)、会社の収益体制、掲載の基準、取り上げ地域、ユーザーファースト、協賛金、とかとかなんかが聞けて私も所属する西尾市の行政マンとして参考になりました。
このような聞きづらそうなポイントを産経のロッキーこと同じ研修メンバーの岩崎さんによる質問力で皆さん聞きたいことがかなり聞けたのではないでしょうか。
(さすが!と川村さんと笑ってしまいました。)

ちなみに

ネットで「ことりっぷ 愛知県西尾市」なんて検索すると4件表示あり。
(4件あったのがすごい?寂しい?)

ちなみに愛知県で検索すると607件です。
(やっぱり寂しいッス!なんて、埋もれてしまっているのか。)
西尾市での掲載(モバイルにて)を紹介させていただくと、
・抹茶の松鶴園
・味噌屋のぞうめし屋
名古屋の山中というお店での抹茶スイーツ
佐久島のアート
の4件でした。
まぁ、店舗とか素材がどうこうでなくこれが現実です。
多いか少ないかとか良し悪しでなくて、これから先にむけて西尾市が観光に力を入れたいと考えているならば官だけでは到底できないので民の皆さんとの対話による徹底した戦略を考える必要があるのではないでしょうか、と思う私。

官の目線と民の目線で真剣に考えた意見をすり合わせればそんなに難しくないのではないのか、
むしろ自分たちが有志の会でフリーペーパーやSNSを活用したPRならできてしまうのではと考えてしまう、決して簡単とは言いませんが。
井上さんも秩父という山に囲まれた立地条件や自然環境を最大限活かすことに携わって20年。
(実際住んでいた地元ということではあるが)
それくらいの年月をかけて少しずつ民の方との距離感やバランスを調整して今の状態があるわけです。
西尾市や他の地方都市もできないことはないはず、と思う私。

そのあたりで調整力というワードが今回の研修の1つの学びだったと感じる私。
いいハーベスト(収穫物)になりまして感謝。

しかし、観光に力を入れているからといって仮に西尾市がことりっぷを誘致したり本にしたりするのは別の話。
(現実に考えてことりっぷ的な素材はあるが)
あくまでコスト面もかかるわけで(聞きたい方は私のところまで)予算の調整も必ず視野に入れないといけない。
また、民とのバランスを要するためうまくメディアの媒体を活用しなくてはいけないからですかね。

ことりっぷとかじゃらんとかメディア媒体を活用や検討も要しますが、
その前段階のヒト✖ヒト的なコトからはじまる何かが必要なのではないでしょうか。
(決してわが町の批判ではありません。むしろ期待のみです。)
逆転の発想で今がまだチャンスだと捉えればこれからがやりがいあるタイミングではないでしょうか。
(私を混ぜてください、なんて。)
研修から戻ったら商工観光課の方のところにでもフラっと寄ってみます。
(ついでにふるさと名物応援宣言も話しなくては)

その辺りで井上さんの実現させている「半官・半民」なんて知ってしまった理想的な話が今後活かせたらいいのかな?
というところで本日はおしまい。
(久しぶりのモバイル更新はきつい!笑と泣)

次回は中間研修(2)のお話だったり。




0 件のコメント:

コメントを投稿